はい、では続きまして・・・
やっとお芝居の本編の感想に参ります!
あ、
アーノルド.S.ネッガーエクスプロージョンシステムVOL.8
「死神と少女のエチュード」ブログ企画『ブロガー御招待』
の感想ですよ。
まずは全部ひっくるめて、
「うーん、よくわからん、あイタタ。」
っていうのが正直な感想。
他のお客さんは、拍手の感じとかから見ても、結構満足してそうな感じだったんだけど、私はどうにも満足が行かなかったですね。
それは何故でしょうか?
順番に検討していってみましょう。
おっとその前に・・・
スイマセン、始まる前にパンフレットをよく読んでいなかったので、この芝居が短編集の形になってることを全然知らずに見始めてしまいました。
あー!(汗)
でもね、まぁそれはいいんです。
いいんですけど。
うーん、なんかですね・・・
こういう感覚を持つことって珍しいんですが、「見方がわかんなかった。」
です。
見方がわかんないって何だ?って話ですが(^^;
うーん、普通芝居を見てると、主人公だったり、客観的な視点だったり、どこかしら自分の視点というか、感情移入する位置が自然に決まると思うんですね。
が、どうもこのお芝居、特に第1話「死神と少女のエチュード」においては、どこにも感情移入できなくて、ハラハラしながら見ればいいのか、それとも笑えばいいのか、自分の置き所に困りましたねぇ〜。
なんででしょうね?
その答えらしきものを、そのあとに見に行った別のお芝居の中で見つけました。
それはね、いろんなものがかみ合ってないんですよね。
ちぐはぐなんですよ。特に役者同士が。
役者さんは特にへたくそと言うワケではなく、それなりにできる方たちだと思うんですよ。
ただねぇ・・・
みんな独り芝居してるかんじなんですよね。
会話がかみ合ってない。
いや、もちろん文章的にはかみ合ってますよ。
でも、気持ちがかみ合ってない。
みんなそれぞれに自分だけの世界を作ろうとしてて、人と人の間にできる空間というか、関係を作ってないし、相手の気持ちを読もうとしてない。
んだろうね。
ほんと表面上、体裁だけで芝居を作ってる気がする。
だから、見ててすんなり入っていけなかったんだろうね。
それはきっと、今回の役柄としての、今時のキレやすい若者や、キモヲタや、そういった言葉遣いや表現に対する嫌悪感から来るものを、仮に全部受け入れたとしても、やっぱりすんなり受け入れられなかったんじゃないかな?
って思うのです。
・・・と、ここまで書いて、
第1話のタイトルが「死神と少女のエチュード」だったことを思い出す。
むむむ?
これってもしかして、エチュード風に作られてたってこと?
ま、まさか最初からこの芝居自体がその場で作ってるエチュードだったってこと!?
・・・って、そんなわけないか(汗)
いや、それにしても、もしこの”エチュード”っていうキーワードを元に、役者同士がお互いを探りあいながら進んでいくような演出がなされてるとしたら・・・
それはものすごい大成功なんだろうけど、まさかそんなことはないよねぇ(^^;
まぁ、真相はわかりませんが。
第1話まとめ。
ん〜、やっぱり感情面での作りこみが足りないというか、作り方がおかしなことになってる気がするので、いや、変に作っちゃってるからおかしなことになってるので、
気持ちの部分で演技することを、ってか、言葉に頼らずに自然に関係性とかつながりとか、いろんなものがスムーズにつながるように、そういう部分でもっとレベルアップすると、もっとよくなるのになぁと思いました。
役者同士が、お互いにお互いをもっとあずけるっていうか、受け入れるっいうか。
そういう意味では今回のお芝居は”高校演劇っぽかった”っていう言い方が一番近いかなぁ。
『感情作って出してますよ〜』みたいな。
ふむ。
演技って、技術じゃないんですよね。
技術以前のことであり、技術を超えたところにあるもんなんじゃないかな?
って思うのです。
・・・ちょっと辛口かなぁ?
でも正直な感想だからしょうがないよねぇ。
「スバラシイ出来でした〜!」
なんて書いても意味無いもんね。
はい、まだまだ続きます