結局のところ、シンプルに生きるというのは、
「自分が何をしてるのかを知る」ってことなんだろうな。
って、便器をみがきながら思った。
私たちが何を食べて、食べたものが体の中でどうなるのか?
食べたものが、どうやって体の中で消化されて、
どうやって私たちの体をつくっていくのか?
排泄されたものは、どこに出て、どうやってまた自然にかえされていくのか?
私たちが見聞きしたものは、どうやって私たちの頭の中に蓄積され、
どうやって私たちの生きざまに影響をしているのか?
私たちがお金を使ったら、そのお金はその後どんなところに流れていくのか?
ゴミを捨てたら、それはその後どうなっていくのか?
仕事をするという行為は、どういうことなのか?
遊ぶっていうことはどういうことなのか?
もちろんつきつめていくときりがないけれど。
そんな、いきとしいけるもの全ての営みの中で、
自分自身がどんな関わり方をしているのか?
また、どんな関わり方をしていくべきなのか?
大きな流れの中に、自分自身が入ることで、
その前と後ろにどんな変化をもたらしているのか?
そんなことを知って、考えて、
そうして日々をすごしていくことが、
シンプルに生きるっていうことなんではないかなぁと。
そんな風に思った。
そう、便器をみがきながら、
そして、レシートを整理しながら。
なにげない行為だけど、
そんなところに自分の足あとがちゃんと残されている。
そんなことと、ちゃんと向き合っていくことが、
シンプルに生きることなんではないかな?
そんな風に思ったりするわけです。