「メガチカ、出ることになっちゃって(笑)」
たまたま顔を合わせた友人から、そんな話を聞いたのが、ほんの1週間前のことでした。
その彼は、プレ企画のワークショップにも出演していて、1ヶ月前には今日と同じ劇場の舞台に立っていた。
もちろん同じ役ではないだろうけど・・・と思って聞いてみたところ、体調不良で出られなくなった女優さんの分を埋めるために、いろいろ演出プランが変わってるんだ、とのこと。
まぁ、私もそれ以上はあえて聞いてないし、レビューの場でそんなことを書いててもしょうがないのでこれくらいにしておこうと思いますが・・・
なんていうかな、同じ作り手側の人間として、土壇場でメインの役者が一人出られなくなる、っていう状況を、どういう風にカバーするのかが、非常に興味があったのです。
かくいう私も、長年芝居をやってると、なんども役者が出られなくなるって状況に遭遇してきてるわけで(^^;
自分の劇団の公演の時に、公演の1ヶ月前ぐらいになって役者の1人が出られなくなって、急遽別の人にお願いしたってことがありまして。
基本的に私は台本を役者さんに当てて書くことしか出来ないので、その時は演出プランっていうか、役者同士のバランスをとるのにすごく苦しんだことがありました。
また、ハタチの頃に出演した舞台では、当日になって役者の一人が逃げ出すなんて事件がありまして(汗)
本番で急遽、そのときの主宰が、自分の役が別にあるにもかかわらず、1人でふた役こなしながら、本番の舞台上でうまく整合が取れるように勝手に自分で話を変えて行ってたんですよ。
ま〜、私たち周りの役者にとっては、そんなのたまったもんではありませんでしたが(^^;
でも、その主宰の彼の度胸と才能には脱帽でした。
そんな神技的なことをやってのけていた彼は、今はどこでどうしているのかわからないんですけどね。
あ、話がそれすぎましたね(^^;
じゃぁレビュー書きましょうか。