いや〜、嬉しいですね〜、久々にこのコーナーにリクエストがきました。「劇団マネージャーって何するの?」いや〜、困りました。なんせ劇団マネージャーなんてやった事は無いわけですから。 と言うわけで、もしウチの劇団に劇団マネージャーがいたら何して欲しいかって事を無責任に書いちゃいましょう。質問された方、知りたい事と全然違った答えになってても大目に見てくださいね。
劇団を運営してると、団体であるだけで稽古場代だったり倉庫代だったりと何かとお金がかかります。その上劇団なんで公演を打ったりすると、照明、音響、ホールその他なんやかんやとお金がかかってきます。海賊船を筆頭にほとんどの劇団の場合赤字運営をしてるでしょうから、そのお金は劇団員が支払う事になります。この劇団費を徴収ししかるべき所へ支払っていくという作業がけっこう大変です。 特に公演体制に入ってからは役者をはじめ音響、大道具などそれぞれのパートの作業がとんでもなく忙しくなり、劇団費徴収〜支払いなんてどっかへとんでいってしまいます。(実際海賊船の場合公演直前に倉庫代金未納のため、倉庫を追い出されそうになりました(~_~;)
まず第一にマネージャーに期待するのは、劇団維持のためのお金の管理です。
次に劇団員は役者であっても本番に直接関係したスタッフを兼ねてたりします。例えば大道具であったり衣装であったり、と言うわけで、直接的に関係の無い仕事をする人手が足りなくなりますから、大道具担当者が稽古場の予約を取ったり、衣装担当者がチラシ印刷の予定を確認すると言うことになってきます。 しかし、役者として稽古を重ねつつ期日までに大道具を完成させねばとあせる中、直接芝居に投影されない作業を忘れ勝ちになり「しまったっ。来月稽古場が押さえていない!」「チラシが間に合わない!」と言った事もまま起こり得る事です。 そこで直接的な舞台スタッフではない制作専任担当者という役割が必要になってきます。
第二には舞台に直接関係しない、雑多な仕事、と言う事です。 これには何があるかと言う事を書き出すととんでもなく多方向になってしまいますからあくまでも参考までに…
いやいや、大変な仕事量です。さらに、ここまで甘えられれば文句無しと言う第三番目。
と言うわけで、私は制作担当者をやった事も無ければ、ウチの劇団に劇団マネージャーなど存在した事も無いので、こんなコトしてもらえるとスゴクウレシイ、といったことを書いてみました。参考になりましたでしょうか。海賊船もこんなコトしてくれるスタッフ大募集中です。
最後に名古屋地区で制作、プロデュースを一生懸命にやろうと言うオオハシアツシ君のホームページを紹介しておきます。
重ね重ね、海賊船では制作担当スタッフ大募集中です。
(2002年12月20日)