『あ、もしもし? あのさぁ・・・
今、うちの前で子猫を拾っちゃってさぁ・・・』
忘れもしない4月16日月曜日の朝9時過ぎ、
突然その電話はかかってきました。
『うち、イタチが2本いるし・・・ダンナも猫アレルギーじゃん。
どうしたもんかと思ってさ・・・』
突然だなぁ、おい(笑)
・・・ちょっとびっくりしましたが、もともと猫を飼うつもりで、
妻とも「次になにかでご縁があった子(猫)をお迎えしよっか?」
と、日ごろから話していたこともあったので、
「ちょ、ちょっと相談してからすぐに折り返すわ。」
と言って、一旦電話を切りました。
妻「どしたー?」
私「ゆみちゃんが猫拾ったって(爆)」
妻「う、うん(汗)」
私「生まれてから1ヶ月も経ってないぐらいだって(汗)」
妻「そ、そっか(汗)」
私「ど、どうしよ?(汗)」
妻「じゃあ薬局でとりあえずトイレシートと下に敷くシートを買ってこなきゃ(汗)」
私「じゃ、じゃあとりあえずすぐに連れてきてもらうよ(汗)」
早!(笑)
・・・なんかじっくり考える間もなく、
どんな猫がいいとか選ぶ余裕もなく(爆)
あれよあれよと言う間に、最初の電話から2時間後には、
その子猫は車にゆられてやってきました。
友人が来るまでに、トイレシートとかのすぐに必要なものの買い物は済ませ。
小さな段ボール箱で、とりあえずのベッドを作り。
そして、前々から目を付けていた近所の動物病院の診察時間を調べて、なんとか午前中の診察にギリギリ間に合いそうだったので、マンションの下で子猫を受け取り、そのまま車に乗せてもらって病院に行きました。
あぶねーっ!
次の日(4月17日)だったら午前中休みだったよ!
なんてラッキーな★
・・・というわけで、病院です。
それほど混雑してる感じではなかったので、すぐに診てもらえそうです。
ラッキー★
看護婦さんから問診表(?)を渡され、
必要事項を記入。
カキカキ…φ(。。)
私「あ、名前書かなきゃだって。」
妻「・・・まだ無いよね(汗)」
私「拾ったばっかりだしね(汗)」
カキカキ…φ(。。)
私「誕生日は・・・」
妻「・・・わかんないよね(汗)」
私「うん、わかんないよね(汗)」
自分たちの住所・氏名とか以外、
猫のことは性別とかもなにもわからぬまま看護婦さんに渡しました。
私「こ、これで・・・(;´д` )。ハイ」
・・・
ほどなくして呼ばれて診察室へ。
私「つ、ついさっき友人が拾ってきて、まだなにもわからないんですうっ!(@ε@)/」
先生「まぁまぁ落ち着いて(汗)」
・・・なんて会話が、あったかなかったかは定かではないですが(爆)
目やにでいっぱいだったから、病気とか心配してたにもかかわらず、
とくになにごともなく。
そしてノミダニとか寄生虫も、今のところは見つからず。
ほっと一息で病院から帰ってきました。
・・・あ、ちなみにこの時点での体重は248グラム。
生後だいたい2週間ぐらいで、性別は女の子と判明。
実は私たち夫婦が結婚したのが、ちょうど2週間前の4月1日だったので、
「じゃあ、この子の誕生日も4月1日にしちゃおっか(笑)」
ってことで、誕生日は4月1日ということになりました(* ̄▽ ̄*)
女の子だし、マンションの下で拾ってきた桜の花びらでおしゃれを♪
このあと3時間ぐらいは寝てくれたようです。
そのうちに、私たちも遅い昼食をとりました。
あー、今思えば急ぎの仕事が入ってなくてよかったわー(笑)
・・・
・・・さて、3時間ぐらいして子猫が目を覚まします。
というわけで、いよいよ初めてのミルクです。
先生からひととおりやり方を聞いてきたので、
そのとおりにやろうとしているのですが、
これがなかなかうまくいきません(汗)
がんばってミルクをあげようとしたんですが、
どうしても哺乳瓶からうまく飲んでくれません(泣)
このくらいの生後まもない子猫は、
ちょっとしたことでダメになっちゃうとか聞いたので、
もうふたりとも必死でした。
それでも結局うまく飲んでくれず、
この日2度目の病院へ。。。
先生からはうまく飲んでくれたのでほっと一息でしたが、
私たちがうまくミルクをやれなくてはなんともなりません。
先生が注射器を使ってミルクあげるやりかたを教えてくれたので、
今度はそれでやってみることになりました。
家に帰ってから再チャレンジ!
21時ぐらいに起きだしてきたので、
注射器を使ってあげてみたら、ちゃんと飲んでくれました。
やった!
そして、先生から
「哺乳瓶の乳首のところに切り込みを入れて穴を大きくすると吸いやすい」
って聞いてたので、それも試してみたところ・・・
とはいえ、すんなり飲んでくれたわけでは決してなく(^^;
何度もイヤイヤされながら、どの体勢だと飲みやすいのかをいろいろ試しながら、やっとこさっとこ飲んでくれた感じです。
どうやら胸の辺りで抱っこすると、落ち着いて飲んでくれるようでした。
結局その後、22時ごろに寝てくれたので、
私たちも遅い遅い夕食。
いつ起きだしてミルクを要求されるかわからないので、
この日の夜から、私たちは交代で寝ずの番をすることになりました。
ちなみにこの夜は、午前3時半ごろに起きだしたので、ミルクをあげました。
今度はうまく哺乳瓶から飲んでくれました。
結局注射器は、最初の1回きりで役目を終えたようです(笑)
子猫は少しおしっこをして、また寝ちゃいました。
4月とは言え、まだ夜は少し寒い時期だったので、
段ボールのベッドにペットボトルの湯たんぽを入れてあげて、
私たちも少しだけ寝ることにしました。
この時期の子猫には寒さは厳禁ということで、
妻は夜中に何度も何度もベッドに手を入れて、寒くないかを確かめていました。
そのたびに子猫も起きちゃったりしたのですが(笑)
もし何かあってからでは遅いですからね。
運が悪ければ、きっともう寒空の下でなくなってたかもしれない小さな命。
大事に大事に育てていこうと思うのでした。
・・・まぁ、この当時はそんなことを考える余裕もなく、
必死で「生きてくれ~!」って頑張ってただけですけどね(笑)
※この記事は、3ヶ月後に当時のことを必死に思い出しながら書きました(笑)